理事長便り
2021.01.08
新年のご挨拶
あけましておめでとうございます。
組合員の皆さまに於かれましては、健やかに新しい年をお迎えになられたこととお慶び申し上げます。
さて、昨年は武漢に始まった新型コロナウイルス禍に振り回された1年でした。
今年こそは、新型コロナウイルスを収束させたのちに東京オリンピックを迎えたいと希望したいものです。
我々の自動車整備業界の中でも、鈑金塗装業者の皆様が受けた影響は計り知れない状況だと拝察します。
新型コロナ禍の影響はASV(先進安全自動車)による影響と相まって、対前年比減少20%の自動車事故数が減少。
直近の15年間でも2006年に比べて、2020年は自動車事故推移で65%の減少です。
2017年以降は平均10%減少しています。それまでは平均5%の減少で、ASVの影響が反映されています。
2021年前半にもレベル3が投入されます。結果減少率も大きくなり、自動車事故入庫は激減される見込みです。
事故車修理中心の業務を本業とされている組合員に於かれましては、厳しい問題を抱えた新しい年になります。
特定整備や2024年開始のOBD車検、2023年の車検証電子化など準備すべき項目も多くなります。
組合員でも中古車の加修や商品化、新車の架装や指定色では順調に事業が遂行されている様子です。
組合員の中にも二極化が進み、優劣の様相を呈しているようです。
設備投資や事業の拡大に積極的な事業者は、コロナ禍でも順調に業績を伸ばされている方も見受けられます。
組合といたしましても、事業の協業化や協働化に取り組みながら、組合員の固定費の低減策を模索し、実践と提案に
ご期待とご協力をお願いいたします。
日本自動車車体整備協同組合連合会(日車協連)と連携して、諸般の事情で特定整備取得や投資に積極取り組みが
できない、組合員の皆様への手助けや協力を積極的に展開してまいります。
「組合の互助精神」に立ち返り、地域ごとに組合員相互協力体制の構築を進めることから始める予定です。
愛媛車協では、日車協連と連携しモデル事情として協業・協働を目指し「BP-救Pit」の構築に努めてまいります。
地域の組合員各位が得意とする事業、例えばフレーム修正・車検整備・車両販売・ロードサービス・エーミングなど、
同じ地域の組合員に協力できるサービスを支部内で共有化して、サービスの均一化を図り地域顧客に貢献したいと考えています。
別表の自動車事故推移を参考に、今後の戦略や戦術を立案頂ければと思い最新の情報を作成いたしました。
本年もコロナ禍で大変厳しい状況が続きますが、非常時でなければ進展や工夫は出来にくいと思います。
工夫を凝らしながらの運営に努めて参ります。
引き続きのご協力、ご鞭撻を賜りますようお願いして、新年のご挨拶にさせて頂きます。