理事長便り
2022.10.05
某大手中古車販売店の不正請求疑惑報道に関して
某大手中古車販売店の不正請求疑惑報道に関して
愛媛県自動車車体整備協同組合
理事長 菅 貞明
中秋の頃、朝夕はめっきり秋の気配となりました。組合員の皆様に於かれましてはご清祥の事と拝察いたしております。また組合活動に対してもご高配を賜り感謝申し上げます。
経済誌の報道について、愛媛県自動車車体整備協同組合として組合員の皆様にお伝えしたい事がございます。
某販売店の疑惑に対して金融庁の動向には注視していますが、我々はあくまでも顧客の信頼にお応えして、損傷・損害車両に対して事故直前の状態に戻す作業をお客様から請け負い当該車両の「安全安心」をお届けすることを、日常業務として事業を営んでいます。
今回の報道は顧客への対応不足、或いは顧客に対しての説明責任が果たせていない事で顧客への保険金支払い算定(協定内容とも言う)方法と異なった修理を実施したことが問題となっています。
組合員の皆様に於かれましては、自動車修理にあたりまして丁寧な修理方法のご説明や修理契約書の締結(自動車修理に関してのお預かり書等)書類作成をお勧め致します。
近年では先進安全自動車普及に伴い修理方法も複雑化しています。従来の経験や修理方法(美観・強度・機能)では対応できない新素材構造・電子機能となり、損害保険会社様も適切な修理方法の検証が求められています。しかしながら、保険料を頂戴して健全運営こそ保険会社の使命で、保険金支払いの適正化は最大の経営指針となります。
愛媛県自動車車体整備協同組合の組合員の皆様も適正修理と顧客に対して丁寧な説明責任を心掛け、安全安心な自動車車体整備で社会貢献して頂きますよう改めてお願い致します。
保険会社様に於かれましても、改めて安全安心な自動車車体整備のご提供がユーザーに対しての使命として「コンプライアンス遵守」を心掛け、同時に組合員の皆様に於かれましても先進安全自動車の事故直前の機能回復と顧客への説明責任を改めてお願い申し上げます。
損害保険会社様、自動車車体整備業界ともに改めて信頼関係再構築に心掛け、ユーザーに安全安心な自動車車体整備のご提供を使命として、運命共同体としての役割を推進する為にも、改めての信頼関係再構築に邁進してまいります。
引き続き組合員の皆様に於かれましても、ご理解の程よろしくお願いいたします。